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  • 執筆者の写真取材部・エンカレ東大支部

冬からの総コン(big4、チュアなど)本選考対策

この記事では、秋冬ごろから本選考経由で総合コンサルに内定する方法について、内定者が記事を書きます。en-courageの面談申し込み、en-courage東大支部への各種お問い合わせはこちらへ。


目次


1.対象

主な対象はいわゆる総合コンサルというジャンルの中でも人気が高い、Big4(デロイト、PwC、EY、KPMG)やアクセンチュア、アビーム、ベイカレント、野村総研などについて触れようと思います。コンサル志望、給与が魅力的、汎用性の高いスキルを身に付けたい、さまざまなプロジェクトに携わりたい、夏まではあまりコンサル業界を見ていなかった、秋までの選考では落ちてしまった、本命までにどこか受かっておきたい、など志望理由はさまざまあると思います。


2.選考フロー

特定の一社に注力するというよりは全体的な話になりますが、本選考における選考ステップを紹介します。

ES→ webテスト→ GD→ 一次面接→ ケース面接→ (小論文)→ (二次面接)→  最終面接

順番に変動があったり、選考自体がなかったり、一度に複数を同時に行ったりすることもありますが、基本的に上記のものがあります。GDから最終面接まで3-4回選考をすることがほとんどです。


2.1ES

エントリーシートは、正直なところを言うとあまり重視されていないように感じます。問われることは主にこれまで取り組んだことと志望動機ややりたいことであり、非常に典型的で最低限のことが多いです。本稿では、ある程度練られている真っ当な内容が書かれていれば、重点的な対策は不要とします。


2.2webテスト

webテスト/テストセンターについても、決して基準が低くないとはいえ、判定が厳しいといった声や、性格も慎重に見られているといった噂はあまり聞きません。本稿では、ESと同様にパスできる力はあるものとして、次を見ます。なお、複数社受けていて、なぜか一社書類やwebテストで落ちてしまったという声はよく聞かれるので、少しであれば、気にしないことをお勧めします。学歴フィルターなどの存在は関知していませんが、採用実績のある大学で、webテストまで通過していれば全く問題ないと思います。


2.3GD

グループディスカッションについては、最初の鬼門になると思います。なお、先述の通り、面接を行った後にGDがあったり、そもそも選考として課されなかったりしますが、課されたものとして話を進めます。

2.3.1選考のポイント

①発言量

②チーム全体に気を配っているか

③時間内に結論に辿り着くか

まず重要なポイントとして、価値を発揮するには発言量が不可欠です。具体的には、ディスカッションの中で、平均以上は話すことを心がけましょう。

平均以上に積極的であることを示した上で、自分本位過ぎる振る舞いをしていないか、発言量だけを気にして考えずに議論を進めていないかが大切です。

加えて、個人戦とは異なり、班全体でより良い結論を限られた時間内に導き出す能力が求められています。一番のネックは時間になるので、意識してボトルネックを探しましょう。

足切りとして用いられる場合は班全員が通過する可能性もある一方、そうでない場合は結果として班内での争いとなってしまうこともあります。しかし、あくまでチームメンバーは議論をよく進めるための仲間です。

2.3.2選考のコツ

役職などを担う方が有利なのかについては、それ自体はあまり関係がないと思います。しかし、司会として話をまとめたり、タイムキーパーとして時間を気にしながら進行したり、書記として要点を注意深く追ったり、発表者として展開を整理して話すことは、結果として議論に集中し全体に気を配ることに繋がりやすいと言えます。無理に引き受ける必要はありませんが、率先して議論を前に進めましょう。

アイスブレイクのうちに会話をなるべくほぐし、リアクションは大きめに、名前を呼びながら進めると印象が良いです。

2.3.3流れ

あくまで一例です。

役割決め

議論の前提認識を確認する

問いを確認し、ゴールに至る段取りとそれぞれのステップにかかるおよその時間を固めます。

ボトルネックを探す

意見を出します。そもそも問題の原因といった現状分析や課題の整理をします。

仮説を立て、アプローチを検討する

優先順位や施策の評価を詰めていきます。

発表準備

発表しない場合でも、これまでの流れを全体で確認すると齟齬がなくなります。


2.4一次面接

ここでは、ケースを問わない面接のことを指すことにします。一次面接は、足切りの要素が強く、裏を返せばポイントを押さえると使い回しが可能となります。一次面接では、特に人当たりの良さを意識しましょう。

予想していないような質問が来ることは当然多くありますが、基本的に、面接で問われるのは大きく分けて5つです。

2.4.1自己紹介

まずは、第一印象となる自己紹介です。30〜60秒程度与えられるので、名前と所属(集団面接だと、最近は所属を言わないことも多いです)から始めて語りたいことを自由にアピールして話しましょう。面接で主導権を握れるのは、自己紹介と逆質問のみになるので、案外大切なパートになります。

エントリーシート通りでも構いませんが、それは面接官も目を通しています。多少異なっていても自分がイキイキと語れることや、興味を持ってもらえそうな希少な体験があれば、むしろそちらに触れましょう。面接官は、何人もの志望者と話すことが多く、アルバイトや研究、運動部や長期インターン、ボランティア、留学などの話は聞き飽きていることが多いです。特殊な経験がないという場合でも、それ自体は評価ポイントではないため、アイスブレイクも兼ねて、ぜひ経験の中での深掘りをしましょう。たとえば、「行動経済学についてゼミで学びました」ではありふれた話で終わってしまいますが、「人々の行動は不合理で、なぜ値段が高く品質も低い商品が残り続けているのか研究しました」などと具体的に回答すると、それはあなたらしさとなって話の流れが良くなります。

2.4.2ガクチカ

ガクチカと一言でまとめてしまいましたが、学生時代に力を入れたことを中心として、これまでの取り組みについて問われます。これは総合コンサルに限りませんが、自分の取り組みについて工夫した点や苦労した点、そこから何を学んだかや今後にどう活かせるかをしっかり説明しましょう。素晴らしい経験がないという人でも、自己紹介と同様に、分かりやすく具体的に、自分らしさをアピールしていきましょう。大会優勝、団体総責任者といった話の凄さや肩書きそのものについてよりも、エピソード自体は物珍しくないとしてもそこに至った過程や思いが大切です。「Situation(状況)」、「Task(課題)」、「Action(行動)」、「Result(結果)」を意識したSTAR話法を用いて、参加者を25人から35人に増やした、40分の作業を30分でできるようになった、毎週ミーティングを行った、などとなるべく定量的な要素も盛り込むことができると、イメージが伝わります。

2.4.3志望理由

志望理由については、後ほど詳述します。

2.4.4何をしたいか

志望理由とも重なりますが、どのような仕事をしたいのか、どのように社会に貢献したいか、将来像はあるかなどを問われます。当然ながら、まだ働いていない学生視点では答えにくい質問であり抽象的な回答に逃げやすいポイントとなります。しかし、「コンサルタントとして課題を解決したいです」と語る人と、「アルバイトで食品を廃棄した際、あまりの多さに残念な気持ちになった。フードロスの原因となる在庫管理について、物流から改善を促す役割を担いたい」など経験をもとにやりたい軸が見える方が、仕事を任せたくなります。希望通りのプロジェクトにアサインされるかはわかりませんが、希望をきちんと作っておく方が得策です。「それはうちではできない」と答えられた場合には、企業研究不足なので謙虚に受け止めた上で、話が繋がるよう受け答えを修正しましょう。やりたいことと仕事がズレたままでは印象が悪いですが、こういった側面からコンサルでの関与は可能だと考える、その下地を貴社で磨きたい、など論理性を語れば、特に問題ないことが多く、入社後にギャップで苦しむことがなくなったチャンスと捉えられます。

2.4.5逆質問

最後は、逆質問です。気になる質問をするだけでなく、加点に使える箇所となります。また、アピールしたいのにあまり聞かれなかったことや、受け答えとしてイマイチになってしまったものを挽回するチャンスになります。選考において得た情報を、後のステップでの志望理由に転用することも可能なので、執筆者としては非常に重要なポイントだと思っています。逆質問については、後日別で記事を作成します。


2.5ケース面接

コンサルと言えば、というイメージがあるかもしれません。抜け漏れのないMECEの考え方を用いてロジカルシンキングを意識し、常に論理的に受け答えをしましょう。大切な点は3つあります。

❶お題に答える

口頭で出題された場合にはしっかりメモし、指示に従って答えることが最も重要です。始まる前に、疑問点はきちんと聞いておきましょう。

❷前提と事実を区別する

前提となる設定については、特に指定がない場合自分で置くことができます。しかし、それについてきちんと説明しないと聞き手には分かりづらいため、条件と結果は分けて話しましょう。

❸あくまで面接官との対話

「素晴らしい、正解」で終わってしまうことや、論理の欠陥をひたすら詰められて終わってしまうこともありますが、基本は対話が重要です。面接官の指摘に対しては基本的に素直に応答し、足りていないところがあれば柔軟に変更していきましょう。言葉に詰まったら「少しお待ちいただいてもよろしいでしょうか」などと言って待ってもらうことも可能です。

2.5.1フェルミ推定

たとえば、一店舗あたりの売上を考える際は供給のキャパシティから、市場規模を考える際は需要の総量から計算するなど論理性が保たれていればやり方は自由です。数値の正しさについては、二桁異なる程度の差でなければ大きな問題ないです。それよりも、なぜそのように考えたのか筋道立てて説明することが大切です。


〈非常に簡単な例〉
文化祭における焼きそば屋一店舗の1日の売り上げ
営業を9〜16時までと仮定し、一つ500円と仮定する。 仮定を説明する
時間について、朝早めの9〜11時、お昼時の11〜13時、午後の13〜16時と分ける。
お客は朝はまだ客足が少ない3分に1人、昼はかきいれどきで2分に3人、夕方は少し落ち着くが朝より多めの2分に1人と仮定する。 なぜ差をつけたのか説明する
すると、
朝は2h×20食/h×500円
昼は2h×90食/h×500円
夕は3h×30食/h×500円 早く計算する
により、合わせて155000円と推定した。

実際の問題は客単価を時間帯によって変えて答えることが多い。計算量が多くなるときや、考慮することが多い場合は重要なところに絞り、なぜ絞ったかを説明した上でそこだけを計算しても良い。

2.5.2課題解決

フェルミの後に、すぐに売上向上策を考えるか、単独で出題されることも多いです。考えることは同じで、賛成反対や、現状の社会問題を解決するために抜け漏れなく意見を展開しましょう。思いつきでポンポンとアイデアを出すことは可能ですが、それでは論理の流れが作れません。なんとか論理性を作るか、基本的には課題から遡る形でそれを克服していくと、やりやすいです。アイデア自体の素晴らしさがあると良いですが、なかったとしても論理性が保たれれば評価は及第点です。


2.6小論文や二次面接

GDや面接は合わせて3〜4回が標準なので、ないことも多いです。しかし、課された場合はきちんと準備していきましょう。

小論文については、ケースややりたいことについて問われることが多いですが、ポイントはこれまでと同じです。わかりやすく論点を押さえましょう。

一次面接と最終面接の間の面接は、一次で足切り、最終で志望度を見定めるため、その中間となります。これまでの経験についてさらに深堀することで人柄を見極めたり、ケース面接とはまた違った、話の展開の論理性が求められます。とはいえ、基本的に求められる能力はそれほど変わりません。面接官が代わり一次面接を拡充したイメージで、より詳細に語る必要はありますが、内容や構成を変更する必要はありません。二次面接は、特に論理性、話の一貫性を意識しましょう。


2.7最終面接

最終面接では、特に熱意を重視しましょう。問われることはこれまでとあまり変わりません。能力が認められてここまで到達していることがほとんどなので、選考そのものは短く終わりやすく、大半が逆質問に費やされたり、面接官が気になることを延々と尋ねてくる時間になったりすることもあります。基本は、面接官が会社にいてほしい人を採用するステップとなるので、楽しくおしゃべりすることができれば、手応えありとなるでしょう。パートナーやシニアマネージャーなど、役職者が面接官を担うことが多いです。


3.志望動機

ここが主なテーマとなります。大きく分けて、コンサル業界を志望する理由、そのコンサル職種を志望する理由、その会社を志望する3つの理由について問われることが多いです。一度にまとめて答えても、問われたことについて逐次答えても構いません。志望については、過去の経験と紐づけて回答できると、より説得力が増します。

3.1コンサル業界の志望理由

なぜコンサル業界を志望したかについては、あまり深く追及されることはありません。それなら他業界でも良いのではないか、と聞かれて困らないようにしましょう。


3.2職種の志望理由

まずは会社の区分を細かく見極めた上で、なぜ志望するかについて答えましょう。自分がやりたいこと、得意なことをどのように活かせそうかといった自己分析の視点と、その会社における職種の担当領域や業務内容など社会理解の視点が求められます。


3.3会社の志望理由

総合コンサルは、どの会社もやることは似ています。したがって、どう区別するかは難しいところもありますが、それは会社から見た就活生も同じです。なぜ自分がその会社を志望するのかは、丁寧に考えましょう。プロジェクトが固有、その会社が特に強い、力を入れている分野に関心が深い、などは職種の志望理由にも近いですが、重要な観点です。

また、社風や社員の雰囲気、評価方法、配属の仕組みなどはきちんと見ると少しずつ異なります。そこを最大の差別化とする人も多くいるので、時間があればOB訪問、そこまでできないとしても会社のホームページにはきちんと目を通し、会社の姿について理解を深めていきましょう。面接官の雰囲気や相性も、終盤になるにつれ重要視する人が増えてきます。


3.4志望度

志望度に関しては、当然ながら受けている企業全てが第一志望です。内定しても行く気がないのであれば、そもそも受験しません。なぜ第一志望なのかについて、業界や会社の理由をしっかり練り上げて臨みましょう。悩むとしたら、それは内定後からです。


4.小噺

4.1合格連絡

就活全般に言えることで、また例外も多いので一概には言えませんが、特に2次面接以降は、受かるときの連絡は極めて早いというのが特徴として挙げられます。合格の連絡に3週間以上かかることもあるので早とちりしてはいけませんが、高確率で面接をしたその日か翌日に、メールや電話で連絡が来てすぐ次の選考日程を決めることが多いです。

4.2求められる力

採用のフローは全般的にかなりオーソドックスで、採用人数も会社によりますが2023年時点では(商社、広告などと比べて)比較的多くなっています。これまで挙げてきたようなポイントを押さえれば、各選考を問題なく突破できるでしょう。資格や特別な経験はあればプラスですが、重要な意味はほとんどありません。一社に受かる力がつけば、他社でも汎用性が高い就活対策能力があると言えそうです。

4.3今後の見通し

海外においてはコンサルの過剰供給が指摘されつつありますが、日本国内においては経営課題解決だけではなく、ITシステムの導入やサステイナブルへの投資など需要は高いです。もともと転職が多めの業界であり、身につく力についても差はあれど英語、IT、会計からチームマネジメント、プロジェクトマネジメントなど広い力がついていくと期待されます。

また、最近は働き方改革の影響から比較的ホワイト化しつつあり、up or outからup or stayになりつつあると言われています。給与などが上がりにくくなる面とトレードオフにはなりますが、良くも悪くもすぐ首になるという雰囲気は薄くなりつつあるのでしょう。

4.4他社の選考状態が悪いとき

これまで面接を多くこなしてきたものの内定には至らず、不安になっているという人も多いかもしれません。特に、ITコンサルなどで他企業の選考に落ちてきている場合は尚更です。しかし、繰り返し述べているように、総合コンサルの選考はケース面接以外は非常に典型的であり、それまでの就活で見えてきた改善点をきちんと点検し修正できていれば、内定にかなり近づくことができます。きちんと点検するためのツールの一つとして、en-courageの面談が挙げられます。


en-courage東大支部について

 en-courage東大支部は東大生で構成される学生団体で、東大生を対象にした就活支援を行っております。>>各種お問い合わせ<<


執筆者と免責事項

書き手=東大支部24卒メンター 1.対象8社の中から6社の選考を受け、4社から内々定を獲得。

※記事は必ずしも特定組織の公式見解を示すものではありません。

※メンターの個人的な見解も含まれます。

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